結局2週間放置。
平日は時間的に無理だから仕方ないとしても、土日に書けないのは問題だなぁ。
書きたいとは思うんだが、やはり文章が書けない。
こんなんでシナリオ書けるのか。
ていうか、やっぱ感想文はリンク張るのが面倒すぎるよね。
最近はほとんど伊坂幸太郎を読んでいる。
とは言え、一時期の恩田陸なんかのようにハマっているという感じではなく、読むものがなくなったときに名前を覚えている作家の本を買っていたらそうなったというだけなのだけれども。
しかしまぁ、面白いですよ。
かつてはこういう、ある意味文学的というか、気取った感じのする文章は好きじゃなかったはずなんだけど。
少なくとも伊坂に関しては、気にならないというか、むしろ好きな言い回し。
その上でキャラクターもいいし、何より最近読んだ中では珍しい、伏線を楽しめるタイプの作家なので、読み進めるにつれて面白くなっていきますね。
ミステリ作家なのかね? 内容にも少しそういった感じの文章が出てくることもあるし、書いてる出版社とか雑誌とかがそういう系統なんだけれど。
私はミステリ読みじゃあないんだけれど、最近はミステリーとかSFとか面白いなーと思い始めて、ちょくちょく読んでいる。
謎解きできるほどアタマ良くないってこともあるし、基本的にはストーリーを楽しんでいるだけなので解答を保留して思い悩むよりはさっさと先を読みたいので、ミステリは向かないんよね。
SFについては、無茶苦茶な理論立てで書いてる話が苦手で。まぁSFってのはそういうものかもしれないが、SFにはSFの世界の理屈があるものだろうに、それを逸脱しちゃう話がね、むかつくので。「本格」と呼ばれる話ならそうはならないのかも知れんけど、そういうのだと説明不足がむかつくので。
ただ最近読んだ話に限っては、わかりやすいミステリ展開でなく、ガチガチのSFでなく、入りやすい設定でキャラとネタが面白かったんで良かったのかな。
ミステリ、意外とストーリーもいけるじゃん、とか思ったりして。
まぁそんなわけでここしばらく井坂を読んでいるのです。
その流れで今週の『
重力ピエロ』。
だいぶ有名な本ですよね。名前だけは聞いたことあったんだけれど、別の人が書いたもんだと思ってました。『
空中ブランコ』と勘違いしてた。そっちも読んだことないんだけれど。
そもそも伊坂からして、最近読むまでは勘違いしてて、だいぶ昔に読んだ『
終末のフール』のイメージだったから、『
グラスホッパー』で再会したときには、あれこんな話書く人だっけ。と違和感を持ったものです。
それでもいくつか読んで、だいぶ伊坂にも慣れました。
慣れたといっても、作品によって作風はかなり違うこともわかってきて、正直に言って外れだったものもあったけど。
今回も、読み始めて当初はそういう印象だった。
外れということではなくて、作風違うなぁ、という。
結構書いてる井坂作品の中、まだあまり読めてないんだけれど、今のところ自分の中で最強は『
陽気なギャングが地球を回す』なのです。これも有名な作品ですよね。映画化もされているそうですが、メディアミックスには興味がないので、名前しか知りませんでした。(とは言え『グラスホッパー』には『
魔王』の
漫画化作品から行き着いたのですが)
まぁそういう、緻密な構成ながらも軽い展開というのが想定していた(というより希望していた)作風だったので、読み始めはなかなか気が乗らなかった。うわーやっちまった、と思っていた。外れか? とも。その前が『
死神の精度』で(興味がないといいつつ映画化とか何とか話題になっているとつい読んでしまう)、一部除いてあまり入り込めない話だったので、またか? と思ってしまったのだけれど。
読み終えてみれば感動させられてしまった。
これはどちらかというとキャラクターが面白い作品だろうけれど、エピソードのつながりも結構見事。あーそこにつながるかという、たぶんミステリ的な面白さも楽しめる。なんかミステリを勘違いしてるかもしれないが、それなら伏線が回収される快感を味わえる、とも書いておこうか。そんな、あっと驚く展開ではないけれど、無駄エピソードがまったくないのは、やっぱり見事といわざるを得ないのではないかな。
一点気になったとすれば、表題に引っ掛けてるところがちょっと弱かったかなという感じですが。それさえ書かなければ、うまくできた話です。
しかし伊坂作品は仲のいい兄弟が良く出てくるね。
いやこれと『魔王』くらいのものかもしれないが。強いてあげれば『
アヒルと鴨のコインロッカー』が、半分が男コンビ中心の話だったけれど。
ただなんか、そういうもんが筆者の中にあるんかなぁ、と読んでいて思ったので。『魔王』と引き比べると。